ASPヒヤリハットシステム ASPヒヤリハットシステムは、利用者の安全と満足の向上を目的として、医療現場や社会福祉分野で起きるヒヤリとした体験や事故事例 (インシデント)について、会員が情報共有し、情報分析し、ナレッジ化することによって現場の安全を管理と改善活動を促進するシス テム(以下システム)です。 このシステムは、インシデントを法人内のみで情報共有することも、ASPヒヤリハットの会員法人で共有することを選ぶことができます。 インシデントは厳密にセキュリティ管理されており、会員以外には公開されることはありません。(プライバシーポリシー参照) システムには以下の機能があります。 1 インシデントレポート機能 インシデント内容の記録ができ、インシデントの情報共ができます。 記録は医療・福祉現場で使用しているヒヤリハット実践が記録できるように、SHELLモデルに従ってフォーマットされています。 柔軟な記録を可能とするため、自由筆記できる部分を多用しています。 2 インシデント検索機能 自由筆記した部分に記載されている単語を、キーワード検索することができます。 過去に起きた、同様のインシデントを簡単に一覧表示することができるため、事故対策のナレッジ化が促進されます。 一覧表示された過去の対策を参照して、対策のヒントにすることができます。 3 リスクマネージャー評価機能 単に、一般の現場スタッフが記録するだけではなく、各参加会員法人のリスクマネージャーが、登録されたインシデントの記載内容に対して 評価コメントを記入したり要因分析することができます。 4 スーパーバイザーコメント機能 会員間で情報公開されたインシデントに対して、スーパーバイザーがコメントを記入することができます。 5 新着情報連絡機能 インシデントが登録されると同時に、インシデントの新着メッセージを会員のメールに一斉配布します。 6 システム管理機能 ヒヤリハットのリスクマネージャー用に管理画面を用意しています。 その他、順次、改善と機能追加を行い、より質の高い利用者安全管理に資するシステムを構築していく予定です。 医療・福祉スタッフには危険性を予知し回避する技術教育やリスクを低下させるシステム改善が望まれています。 こうした現場では毎日が事故との戦いであり、質の高い治療やケアを実践するためには、小さな危険をひとつず つつぶしていくリスクマネジメントの考え方が重要となります。 当システムを活用して、システム改善にお役立て下さい。